投稿現在、アメリカ合衆国大統領や副大統領は決まっていません。
ジョー・バイデン、ドナルド・トランプ。
両方に訴訟で揉める要素を秘めています。
なぜ、ここまで揉めるのか。
選挙制度をシンプルに解説します。
まず、重要なのが、選挙人の過半数が必要だということです。
投票総数の過半数ではありません。
ここがとても重要です。
票数が確定しない州は、いわゆる棄権か、或は州議会が決めます。
棄権や裏切り等で、選挙人の過半数を取れない場合、
先ず、選挙人の過半数を取れなかったということで、トランプ大統領再任をペンス副大統領(上院議長)が、上院に持ち込みます。(年をまたぐ前に)
【☛ここで1つ目のトランプ再選の目があります。】
ここで再任の決議がされない場合、或は同数の場合、下院にいきます。
下院でも決められない場合、アメリカ合衆国憲法修正第12条に沿います。
下院で、大統領。
上院で、副大統領。
を決めます。
始めに、選挙人の過半数では決めれなかったので、次に沿います。
下院では州票(1州=1票)で、全州の過半数。
上院では投票総数の過半数。
【☛ここで2つ目のトランプ再選の目があります。】
ここでも決まらない場合、副大統領が大統領を兼務します。
大統領は、選挙人(州票)の過半数を必要とします。
つまり、棄権も票数なのです。
アメリカ合衆国憲法修正第12条による副大統領の選任は、議員総数の過半数の多数決決着というのがポイントです。
結果、揉めれば揉めるほどトランプに有利です。
すんなり勝つには選挙人の過半数が必要だということです。